独り言−Ⅹ |
12月に入った途端、自然界は越冬の準備を始めたらしいです。
木の葉が散るのは「栄養蓄えたよ」という証であり
美しい黄色のイチョウの葉が落ちるのは冬になった証であるそうです。
毎日、相棒と散歩に行く公園の決まった場所にあるベンチにこしかけ、
これからの短くなった人生をどのように過ごすのか?
選択しなくてよかった針路があるとしたらどんなこと?
死後はどんな世界が待っているのか?
今までの人生で役に立てたことを3つ上げるとしたら?
自分の人生を例えるとしたらなんだろう?
今の自分にとって原動力になっていたことは?などを自問して
もっと若いうちに気づいて、眼を凝らす習慣があれば私の人生は
違うものになっていたのかもしれないと勝手に考えています。
日常的なことから離れて思考を巡らせることで、思いもよらぬ答えを
見つけることがあることは承知をしていても、後で考えると大して重要でないことに
思いを巡らせて時間を遣ってしまったことを悔いることがある。
眼に見えないものが見えるようになったら、誰かに聴いてもらい
感想を聴かせてもらうと見えたものがより立体的になると思います。
今、日本政府はコロナ感染症対策でアタフタしている。
国民の安全と安心を明確にする政策もなければ、具体的なメッセージ
を発信できないところに問題があると素人なりに判断しています。
潔さは全く感じられない。
−以下火怨下巻より抜粋−
辺境と見捨てられ、何一つ価値を見出せなかった陸奥から
大量の金が産出されたのがきっかけで朝廷と蝦夷の長期戦が始まるのを
テーマにした「火怨」高橋克彦著を読んで、リーダーのあり方を痛感させられました。
蝦夷のリーダー阿弖流為(アテルイ)は10倍も数で勝る朝廷軍が仕掛けてくる
攻撃に20年間の朝廷との戦いに耐え抜いた名将です。
戦略戦術の立て方、末端にまで徹底して行動につなげる件はハラハラ
ドキドキさせられました。
しかし、最後は朝廷のリーダー坂上田村麻呂に恭順。
そのきっかけは、「これから30年戦のない蝦夷の国を取り戻してやりたい。
その中で子らに己の道を決めさせてやりたい。
それでまた戦の道に戻るというならあの世から支援をしたい」と陸奥国の未来を
こらに託そうと決意した潔さなのだろうと思います。
敵将の坂上田村麻呂は蝦夷のリーダーたちを手厚く葬る。
そして「自分の生きた証は50年もすれば消えて無くなるが、阿弖流為や母礼は蝦夷の中で千年
も忘れられることはない。それが人として生まれてきた一番の褒賞であろう。」
と田村麻呂が讃えるくらい阿弖流為は魅力のある人間だったのでしょう。
未来を拓くためには、未来を担う人たちに任せ、
身を引いて見守る潔さがリーダーが本当のリーダのあり方だと思いませんか?
「大英帝国の旗のもと、祖国に救援を求める国民が一人でもいる限り
わが国政府が見捨てることは絶対にない。』
これはサッチャーの言葉。
日本のリーダーにも気持ちを込めて国民の心を震わせる
コミュニケーションスキルが必要だと思いませんか?
間も無く年が暮れ、新しい年の幕が開きます。
来年は、澄んだ気持ちで無事に暮らせる社会にしませんか?
子供達の未来のために!
感謝を込めて!
ごきげんよう🎶