平成最後のつぶやき |
平成最後の日は雨。
天皇、皇后両陛下は「国民の安寧と幸せ」を
30年間祈り続けられたと報道されていますが、
そのお気持ちが全身から伝わってきます。
平成の30年間戦争のない時代だったことに安堵しているとも。
慰霊の旅、災害地への旅、いつも国民、不幸な戦争で亡くなった
方々へ寄り添っている姿には感銘を受けておりました。
改元されて令和の時代になっても皇室は日本国民の心の拠り所になって欲しい、
そう願っております。
さて、定期検診を受診してきましたが全く、想定外のことが起き
「しばらく様子を見て治療方針を決めようかという状況にないので
すぐ入院してください。」と告げられ躊躇していると
「一度東京へ戻ってから入院しますか?」と問われ
「明日から入院します。」と即答。
昨年7月の入院に比して比較的楽だと思っておりましたが
3日間全く食事を受け付けない日が続きひたすら眠り続けました。
体調が悪いと何時間でも眠れます。
おかげで4kgも痩せてしまいました。
血管が細くなり注射針を刺すのに看護師さんも苦労され、
とんでもない箇所に点滴の注射針が刺さりました。
今まで当たり前だったことが当たり前でなくなると気持ちが沈みます。
10日間の入院で今までの自分を振り返り、敢えて荒天の海を航海し続けて
きたことを懐かしく思い出しておりました。
あの時に、逆の行動をしていたら今はどうなっていたか?
幸せになっていたのだろうか?
人には言えないことを山ほど体験してきましたが、決して自慢できるものではありません。
この苦難があったから今がああると思っていますが、それ以上に良くぞ
難破船にならずに帰港地にたどり着けたものと今更ながら安堵しています。
おかげさまで、これからは欲張らず、目立たず、認められようとも思わず
ひたすら美しく生きてく境地に達したとスッキリした気持ちになっております。
そういう思いに至ったのは、土曜日、日曜日にもかかわらず
入院患者の様子を診て回る主治医の姿勢からです。
「先生、今日は日曜日ですよ。」
「世の中が日曜日でも、患者さんは病と闘っている。だから私も
闘っている患者さんの力になろうと思ってね。」
「東京に無事に戻れるように体力をつける点滴をします。」
「GW中に具合が悪くなったらすぐ連絡ください。ベッドを用意して待っています。」
常に患者が安心できるように配慮してくれます。
看護師さんに対しても同じで、忘年会の折には「あの時のAさんの難しい
処置を頑張ってくれたね。ありがとう。」と一人一人の看護師さんの横に座って
感謝の気持ちを伝えてくれるそうです。
失敗しても大きな声を発しない。
看護師さんの信望は絶大です。
職責を超えて自分の使命を果たすことだけを考えられている方です。
「僕は、社交性がないから友人はいない。」と言われたことがありましたが
この度の入院で主治医は専門分野で世界的権威者ということを知りました。
研究に没頭して、それ以外のことに大きな関心を抱かなかったのかもしれません。
野心を抱かず自身の使命を果たすことを
天職と心得ていらっしゃるのだろうと思い、心が震えました。
経過観察のために5月もまた札幌に向かいます。
どんな展開が待っているのか楽しみでもあります。
明日から令和に改元されますが、戦争のない時代に
なることを心より祈ります。
一人一人が安心して無事に過ごせる時代になりますように!
平成に感謝を込めて!
ごきげんよう🎶