ざわついた心の動きはどこに表れる? |
新年が明けて1ヶ月が経ちました。
検診のために札幌へ行きましたが、寒さはもちろんですが
転ばぬように体を強張らせていたせいか
疲れて夜はぐっすり眠れました。
足元が悪いのは高齢者には過酷です。
以前より人の表情に興味があり、
電車に乗ると向かいの席に座っている人の表情をさりげなく見ています。
難しい表情の人、気持ちここにあらずの表情の方、黙想している人など
様々ですがさすがに笑顔で愉しそうな表情をしている人はいません。
目は口ほどに物を言うと言いますが、心の動きは目に現れることが
多いようです。時々、口元は締まっていても目が笑っている人がいます。
喜びにあふれた毎日を過ごされているのでしょうね。
心がざわつくと色々なところに心の動きが表れるようです。
声が低くなる、言葉が少なくなる、視線が泳ぐ、ジェスチャーが多くなる、
貧乏ゆすりを始める、眉間にシワがよる、言葉に丁寧さ、優しさがなくなる、
思わずため息が出る、あくびが出る等様々な動きが出てきます。
これらは、人と話している最中、自分の中でもコミュニケーションして
負の感情が生まれた結果を相手に伝えているのだろうと思います。
言葉で取り繕うことができても心の動きは正直です。
ある意味、言葉よりも雄弁です。
逆の場合には瞳孔が開き笑顔になります。
「あなたは私にとってかけがえのない人」と目が語りかけているようです。
単身赴任時代、夜遅く三ノ宮から西宮へ向かう電車の中で向かいの席に座った
人目も憚らず、男性が財布を覗いて深いため息、さらに領収書を見て大きなため息。
その時の男性の心の状態は、領収書の処理の問題で憂鬱になったのでしょう。
しばらく領収書を見つめていました。
先日の全豪オープンの決勝戦での大坂選手のメンタリティについて話題になりました。
自分の不甲斐なさに涙を見せ、トイレブレイクのわずか2分弱で心の状態を
正常に戻し優勝しました。
「こんな素晴らしい大会で有能な選手と戦えることに感謝して、勝ちを急がず愉しもう!」と
自分に言い聞かせて負の感情を払拭したそうです。
多くの人は気持ちがブレて自分を見失うことがあると思います。
ブレなきゃわからないことがたくさんあります。
負の気持ちを払拭する魔法の言葉をいくつか持てるのも
ブレた経験から生まれるものと思います。
しなやかに人生を歩みたいものです。
ある方から、「逆風はあなたを潰すためにあるのではなく飛躍させるためにある。」
という言葉をいただきました。
なるほど、飛行機は逆風(向かい風)を利用して離陸します。
負の感情の伝染力はインフルエンザ以上かもしれません。
負の感情から建設的な対話は生まれないと思うので、瞬時に負の感情から
脱出できる魔法の言葉で自分を励ますことができれば
視界が広がり安心して対話ができるのだと思います。
あなたは、自分を励ますためにどんな魔法の言葉を持っていますか?
2月には梅が咲き始め、沈丁花の良い香りが漂い始めます。
笑顔あふれる社会になることを祈ります。
ごきげんよう🎶