2014年 01月 19日
聴いて、訊く |
出掛けて用事を済ませて建物から出たら、未だ陽の光が残っていました。
いつもは、17時を過ぎると陽が落ちていたのに、いつの間にか陽が残っている時間が
長くなっていました。
チョッとだけ春の足音が聴こえているような感じがします。嬉しい気持ちになります。
今週も色々な気づきがありましたが、『聴いて、訊く』こと単純な
コミュニケーションについて考えさせられました。
元来、取り扱い説明等の文書を読んで理解することがとても苦手です。
ネットのドメイン解約手続きの為に問い合わせメールを発信したら、即解約手順を受信。
読んで分からない時は電話、そう思って電話をしたら明るい声で
『用件をお話し頂けますか?』
用件を話し終えると、5つの極めて短い質問を受けました。
それに応えただけで解決。
即座に解決したことに感銘を受けただけでなく、解約の申し出にも関わらず理解できない
私に寄添うように実に丁寧で爽やかな対応に感銘を受けました。
聴く能力の高い男性スタッフだったから、訊く能力も高かったのだと思います。
私事のことですが、92歳の母から毎日のように電話がかかってきます。
毎年、冬は気力が落ちるようで雪が融けるまで愚痴が多くなります。
必ず最後に『いつも、愚痴ばかり云って申しわけないと思っている。』で電話が終ります。
とても不安で、それを拭うにも話しを聴いてくれる人がいないから余計に不安が膨らむ。
先日も、開口一番『私も歳だし、歩くのも大変になってきているので、
施設に入ろうかと・・』と
悲痛な叫びを上げていました。
以前だと、私の答えを押し付けていたように思います。
『どうしてそう思うの?』と、じっくり母の想いを聴くことをしています。
その間、僅か10分くらいです。
聴いているうちに、話の合う仲間がいない、一日声を出さないことで脳が衰える等の
不安な想いが脳の中の殆どを占めているようです。
話を聴いた後に、『今、想い浮かんだことを文章にする?
合唱団にいた時に唄っていた歌を唄う?
絵を描いてみる?、出来るとしたらどれをやってみたい?』と訊きます。
そうすると、『歌を口にすると、情景を思い出し脳も遣うし、気持が晴れやかになるね。』との答えが返ってきます。
後は、『今度行ったら、聴かせてね。』と承認の言葉を掛けることも有効でした。
こんな会話をすることで、次から声にエネルギーが出て、雪が融けてから出掛けたいところ等の話しに展開し、施設の話しは一切出て来なくなりました。
話しを聴いてもらい、自分で答えが出せたことにある種の達成感、
充実感を得られるのかもしれません。
ビジネスの世界、日常の周りの人たちとの会話もそうだと思いますが、相手は答えを求めて
いる訳ではないと思えることが多いようです。
『ただ、わたしの話しを聴いてください』と思っている人が殆どかなと思います。
問題提起をされても、自分の考えは伝えない。
なぜなら、そのことを求めているのかどうかが分からないからです。
もっと、話を聴かせてください。とういう気持が先だと思います。
コミュニケーションは常に、相手のため。ではないかと云う思いが強くなりました。
答えを伝えるよりも、訊くことの方が遥かに有効かなと思います。
付け加えれば、カタチではなく心の底から相手の話を聴けるのは、
自分の中に相当のエネルギーがなければ出来ないと痛感しています。
スキル、能力を超えた力を蓄えることで恒常的に聴くことが出来るのだと
グラウンディングの力を実感しております。
そして、いつも、ごきげんでいれることですね。
明日から、札幌です。
気合いを入れて厳しい寒さに向き合いたいと思います。
今週も、ごきげんに過ごしましょう!
いつもは、17時を過ぎると陽が落ちていたのに、いつの間にか陽が残っている時間が
長くなっていました。
チョッとだけ春の足音が聴こえているような感じがします。嬉しい気持ちになります。
今週も色々な気づきがありましたが、『聴いて、訊く』こと単純な
コミュニケーションについて考えさせられました。
元来、取り扱い説明等の文書を読んで理解することがとても苦手です。
ネットのドメイン解約手続きの為に問い合わせメールを発信したら、即解約手順を受信。
読んで分からない時は電話、そう思って電話をしたら明るい声で
『用件をお話し頂けますか?』
用件を話し終えると、5つの極めて短い質問を受けました。
それに応えただけで解決。
即座に解決したことに感銘を受けただけでなく、解約の申し出にも関わらず理解できない
私に寄添うように実に丁寧で爽やかな対応に感銘を受けました。
聴く能力の高い男性スタッフだったから、訊く能力も高かったのだと思います。
私事のことですが、92歳の母から毎日のように電話がかかってきます。
毎年、冬は気力が落ちるようで雪が融けるまで愚痴が多くなります。
必ず最後に『いつも、愚痴ばかり云って申しわけないと思っている。』で電話が終ります。
とても不安で、それを拭うにも話しを聴いてくれる人がいないから余計に不安が膨らむ。
先日も、開口一番『私も歳だし、歩くのも大変になってきているので、
施設に入ろうかと・・』と
悲痛な叫びを上げていました。
以前だと、私の答えを押し付けていたように思います。
『どうしてそう思うの?』と、じっくり母の想いを聴くことをしています。
その間、僅か10分くらいです。
聴いているうちに、話の合う仲間がいない、一日声を出さないことで脳が衰える等の
不安な想いが脳の中の殆どを占めているようです。
話を聴いた後に、『今、想い浮かんだことを文章にする?
合唱団にいた時に唄っていた歌を唄う?
絵を描いてみる?、出来るとしたらどれをやってみたい?』と訊きます。
そうすると、『歌を口にすると、情景を思い出し脳も遣うし、気持が晴れやかになるね。』との答えが返ってきます。
後は、『今度行ったら、聴かせてね。』と承認の言葉を掛けることも有効でした。
こんな会話をすることで、次から声にエネルギーが出て、雪が融けてから出掛けたいところ等の話しに展開し、施設の話しは一切出て来なくなりました。
話しを聴いてもらい、自分で答えが出せたことにある種の達成感、
充実感を得られるのかもしれません。
ビジネスの世界、日常の周りの人たちとの会話もそうだと思いますが、相手は答えを求めて
いる訳ではないと思えることが多いようです。
『ただ、わたしの話しを聴いてください』と思っている人が殆どかなと思います。
問題提起をされても、自分の考えは伝えない。
なぜなら、そのことを求めているのかどうかが分からないからです。
もっと、話を聴かせてください。とういう気持が先だと思います。
コミュニケーションは常に、相手のため。ではないかと云う思いが強くなりました。
答えを伝えるよりも、訊くことの方が遥かに有効かなと思います。
付け加えれば、カタチではなく心の底から相手の話を聴けるのは、
自分の中に相当のエネルギーがなければ出来ないと痛感しています。
スキル、能力を超えた力を蓄えることで恒常的に聴くことが出来るのだと
グラウンディングの力を実感しております。
そして、いつも、ごきげんでいれることですね。
明日から、札幌です。
気合いを入れて厳しい寒さに向き合いたいと思います。
今週も、ごきげんに過ごしましょう!
by gotohda
| 2014-01-19 16:41
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