2013年 07月 21日
何かにコミットメントしている人 |
このブログを見つけてくれる人が増えているようです。
お会いする方から内容についてコメントを戴けることは嬉しいですね。
この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございます。
7月6日付けのブログの続きで、福祉施設和幸園の『おむつゼロ』活動のスタート時、
更には、2年半におよぶ活動を支えたものについて、施設長さんからお話を伺う
機会がありましたので、その内容を書き留めておこうと思います。
赴任された当初の衝撃、園の都合を押し付けているケアのあり方を変えよう。
この気持がスタートだったようですが、何をどうしたら良いのかが分からず東京の
研修に参加をして、一人でも良いから、おむつを外し普通の生活を続けることを護る
ケアをしようと決意をされたそうです。
全員でケアしていた運営をチーム制に変え、一人一人が利用者さんを護ることを大切に
することで、申し送りが多くなったことで対話が増え、仕事に責任感が
生まれて来たそうです。
個別対応ができるようになると、利用者さんの表情を観ただけで何を要望されているのかが
分かるところまでになったそうです。
正に、ホスピタリティの気持が職員の方々に広まり、それが利用者さんに伝わり
始め信頼関係が生まれた瞬間だったのだと思います。
一年掛かけて自分で排泄ができるようになると表情に変化が生まれて来たそうです。
『トイレの習慣は必ず蘇る』
『自分たちができることは、利用者さんの身体能力を引き出すこと。』
そして『人としての尊厳を護ること』
この信念を貫き通したことが功を奏したらしいとのこと。
もっと驚いたことは、寝たきりの日本舞踊のお師匠さんが車いす生活から
歩行器に変えられたことでもう一度踊りたいという意欲が生まれ、
88歳の時に皆さんの前で披露されたそうです。
この類いの事例が沢山あるようです。
利用者さん達の変化を目の当たりにして
『自分たちがあきらめたら、利用者さん達は前に進めない』と云う気持が
職員一人一人に芽生え始めたことが大きな推進力になったとお話しされていました。
おむつゼロになったことで、どんな良いことが生まれましたか?
利用者さんには、
覚醒水準が上がったこと。
顔を上げて生活するようになった。
言葉が多くなった。
認知症の方の介護拒否がなくなり、
柔和な表情に変わり『ありがとう』を言えるようになった。
職員さんには、
もっと喜んでもらおうと意欲が高まっている。
『人生の99%が不幸と思っても、1%の幸せを感じられれば人生は幸せ』と云う言葉を
心に刻み、利用者さんと向き合って、生きる歓びを感じてもらい
良い人生だったと思ってもらえることがミッションだと仰っていましたのが印象的でした。
何かにコミットメントしている人の言葉には優しさの中に、力強さを感じます。
新しい一週間が始まりました。
午前中は、円山動物園まで散歩してごきげんなスタートを切ることがことができました。
『磨かざれば光なし』を心に刻み、魂を磨き続けます。
フォー・ユー
ごきげんな人生を送ろうとしている、あなたとお話が出来ることを楽しみにしております。
お会いする方から内容についてコメントを戴けることは嬉しいですね。
この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございます。
7月6日付けのブログの続きで、福祉施設和幸園の『おむつゼロ』活動のスタート時、
更には、2年半におよぶ活動を支えたものについて、施設長さんからお話を伺う
機会がありましたので、その内容を書き留めておこうと思います。
赴任された当初の衝撃、園の都合を押し付けているケアのあり方を変えよう。
この気持がスタートだったようですが、何をどうしたら良いのかが分からず東京の
研修に参加をして、一人でも良いから、おむつを外し普通の生活を続けることを護る
ケアをしようと決意をされたそうです。
全員でケアしていた運営をチーム制に変え、一人一人が利用者さんを護ることを大切に
することで、申し送りが多くなったことで対話が増え、仕事に責任感が
生まれて来たそうです。
個別対応ができるようになると、利用者さんの表情を観ただけで何を要望されているのかが
分かるところまでになったそうです。
正に、ホスピタリティの気持が職員の方々に広まり、それが利用者さんに伝わり
始め信頼関係が生まれた瞬間だったのだと思います。
一年掛かけて自分で排泄ができるようになると表情に変化が生まれて来たそうです。
『トイレの習慣は必ず蘇る』
『自分たちができることは、利用者さんの身体能力を引き出すこと。』
そして『人としての尊厳を護ること』
この信念を貫き通したことが功を奏したらしいとのこと。
もっと驚いたことは、寝たきりの日本舞踊のお師匠さんが車いす生活から
歩行器に変えられたことでもう一度踊りたいという意欲が生まれ、
88歳の時に皆さんの前で披露されたそうです。
この類いの事例が沢山あるようです。
利用者さん達の変化を目の当たりにして
『自分たちがあきらめたら、利用者さん達は前に進めない』と云う気持が
職員一人一人に芽生え始めたことが大きな推進力になったとお話しされていました。
おむつゼロになったことで、どんな良いことが生まれましたか?
利用者さんには、
覚醒水準が上がったこと。
顔を上げて生活するようになった。
言葉が多くなった。
認知症の方の介護拒否がなくなり、
柔和な表情に変わり『ありがとう』を言えるようになった。
職員さんには、
もっと喜んでもらおうと意欲が高まっている。
『人生の99%が不幸と思っても、1%の幸せを感じられれば人生は幸せ』と云う言葉を
心に刻み、利用者さんと向き合って、生きる歓びを感じてもらい
良い人生だったと思ってもらえることがミッションだと仰っていましたのが印象的でした。
何かにコミットメントしている人の言葉には優しさの中に、力強さを感じます。
新しい一週間が始まりました。
午前中は、円山動物園まで散歩してごきげんなスタートを切ることがことができました。
『磨かざれば光なし』を心に刻み、魂を磨き続けます。
フォー・ユー
ごきげんな人生を送ろうとしている、あなたとお話が出来ることを楽しみにしております。
by gotohda
| 2013-07-21 19:09